“Love&Football” セクシャリティーをカミングアウトしづらいサッカー界の風潮

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世界で広く愛されるスポーツの一つ男子サッカー。

しかしスポーツ選手の中でもとりわけサッカー選手には「男らしさ」が求められる風潮があり、性的マイノリティーであることをカミングアウトできないといった雰囲気が問題視されています。

 

自身がゲイであることをカミングアウトし、サッカー界に衝撃を与えた若手選手

映画業界や音楽業界、ファッション業界と、様々な業界でLGBTQのカミングアウトが広がる近年、スポーツ業界でもLGBTQあることを公表する選手が増えつつあります。

しかし、サッカー界において自身のセクシャリティーについて公表することは未だ非常に困難なこと。

過去に自身がゲイであることをカミングアウトしたトーマス・ヒツルスペルガ-は、メディアに騒ぎ立てられることを避けたかったという理由から、引退後の公表というタイミングを選択しています。

また、同じくゲイであることをカミングアウトした元アメリカ代表ロビー・ロジャースは、カミングアウトの影響を非常に恐れていたと言われています。

Robbie Rogersさん(@robbierogers)がシェアした投稿

Image: ロビー・ロジャース

そんな中20186月、アメリカのミネソタ・ユナイテッドでプレーする23歳のMFコリン・マーティンが、自身がゲイであることをカミングアウトしサッカー界で話題に。

SNSにレインボーフラッグと共に写る自身の写真をアップ

2018629日、レインボーフラッグを羽織った自身の写真Twitterにアップしたマーティン。そこには、このような言葉が添えられていました。


【翻訳】今夜僕のチーム、ミネソタ・ユナイテッドFCはプライド・ナイトを開催します。僕にとって大切な夜僕は、メジャーリーグでゲイであることを公表している選手だということをアナウンスします。

画像に書かれた文章には、チームメイトをはじめ周囲には数年前にカミングアウトしていたことや、メジャーリーグサッカーの関係者の親切心や理解に助けられ、公式なカミングアウトが非常に楽になったことが書かれています。

また、このアクションがきっかけとなり、他のプロスポーツ選手が励まされたり、心から受け入れられたりするようになってほしいという彼の願いも記されています。

 

カミングアウトが増えることで、それがいつか普通になる

Jorge Resurrección, Kokeさん(@koke6)がシェアした投稿


Image: コケ

あなただったら性的マイノリティーであることを告白しますか?-そんな質問に自身の考えを述べたのが、スペインリーグ(リーガ・エスパニョーラ)で活躍するMFコケ。

スペインのスポーツ紙「ディアリオ・アス(Diario AS)」によると、同選手は自身が性的マイノリティーの立場でないためはっきりは分からないとした上で、「自分だったらカミングアウトするだろう」と答えています。

また、「前例のないスペインのサッカー界で誰かがカミングアウトした場合、ショッキングな話題として取り上げられるかもしれない。」と不安視しつつも、「でも、もしそういうカミングアウトが増えれば、きっとそれが普通のことになるはずだ」という彼の言葉を紹介しています。

今回はサッカー界について取り上げましたが、私たちが日常生活を送る職場や知人・友人のコミュニティにおいて、誰もが自分の生き方・在り方を声に出すことができ、誰もがそれを理解し受け入れる、そんな優しい社会へと歩み進めていきたいですね。

 



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nocia

ブロガー / CLAIrライター 大学時代にロンドンへ留学。 帰国後、大学を卒業し地元で就職するものの、"働き方"や"生き方"を模索しベルリンへ渡る。 その後、ベルリンで出会ったスペイン人パートナーと結婚し、現在はマドリード を拠点に活動中 ーライフスタイル、カルチャー、ファッション、社会問題..etc..思考や興味をブログにして発信しています。