SNSどう使う?イギリスから広がる「#ReclaimSocial(#SNSを取り戻そう)」ムーブメント

image by ReclaimSocial
より多くの人にリーチでき、顔を知らない人とでも気軽に交流ができるSNS。
便利な反面、最近は「SNS依存症」が問題になったり、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな影響も多くありますよね。
そんなSNSの現状を変えようと「#ReclaimSocial (#リクレームソーシャル)」というハッシュタグを使ったムーブメントが広がりはじめています。
「SNSをもっとポジティブな場所に」がテーマ
#ReclaimSocialは、イギリスの非営利テックカンパニー「Lightful」が2018年2月6日にスタートしたムーブメント。
最近のSNSは、多くの人が利用するようになったことでネガティブな面ばかりが目立つようになりました。
イイねやリツイートなど、周りからの反応を気にしすぎたり、意図せず見せられる情報に踊らされたり、メンタルヘルスにも大きく影響しています。
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しかし、SNSには社会を動かすポジティブな影響力があることも事実。
#MeToo や #TIMSUPなどが良い例です。
そこで、SNSがもつ「影響力」を世界がもっと良い方向に、ポジティブに使えたら、社会がより良くなるのではというのが#ReclaimSocialムーブメントのコンセプト。
*Lightful:チャリティや非営利団体がテクノロジーを通して社会にもっと良い影響を与えられるようサポートする会社
毎年2月6日は #ReclaimSocial の日
Lightfulは2018年にこのムーブメントをスタートして、2019年、2020年も2月6日を#ReclaimSocialの啓発デイと設定してキャンペーンを行っています。
2月6日はTwitterやFacebookなどのタイムラインをポジティブな投稿で埋めつくそうという日。
これからこのタグが必要なくなるくらい、ソーシャルメディアがポジティブな場所になるまで#Reclaimsocialムーブメントは続きます。
だれにでもできる#ReclaimSocialタグの使い方

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このムーブメントはとてもシンプル。
TwitterやFacebook、インスタグラムのタイムラインがプラスの情報であふれるよう「#ReclaimSocial」のタグをつけて、社会や身の周りのポジティブな活動・出来事についてや、投稿を見た人が明るくなるような情報をSNSに投稿するだけです。
または、ポジティブな投稿をしている人を応援するか、#ReclaimSocialタグ付きの投稿をシェアする方法もあり。
とくに2月6日の啓発デイには、
・自分や自分が所属する団体のSNSへのポジティブな向き合い方
・自分なりの心を豊かにするSNSの使い方について
・だれかへの特別な感謝の気持ち
などを#ReclaimSocialタグを使って投稿してみましょう。
*投稿をサポートしてくれるToolkit
Lightfulは、#ReclaimSocialタグの投稿に迷った時に使うToolkitを無料提供しています。
ダウンロードできる素材もあるので、自分で投稿を作り込まなくても気軽にシェアできるのが良いところ。
あなたはソーシャルメディアとどう付き合う?
「SNSとの付き合い方」は、私たち現代人のほとんどが抱えているトピック。
最近はメンタルや人間関係へのネガティブな影響が問題になるけれど、
もともとソーシャルメディアは、より多くの人と気軽に交流し影響を与え合うことで、日々を豊かにするために生まれたもの。
「影響力」というSNSの良い点を、もっとポジティブに生かすことができたら自分自身も社会もより暮らしやすくなるのかもしれません。
この#ReclaimSocialタグをつかって、今までよりポジティブな投稿に目を向けてみたり、自分自身のSNSとの付き合い方をもう一度考えてみましょう。