イタリアからバスで行けるほっこり小さなおとぎの国スロベニア・リュブリャナ

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世界一周した人も、海外に一度も行ったことがない人も、なんとなく好きな世界の街ってありますよね。

その街の建築様式が好きだとか、なにか特別な出来事を経験したからとか、昔住んでいたとか、その街を好きな理由が明確な場合もあるけれど、そうではなくて、なんとなく好きだというふわっとした感覚でお気に入りの街。

私がそんな風に、なんとなく好きな街のひとつが、スロベニアの首都・リュブリャナです。

 

初めて行ってもなんだか落ち着く。自由でゆったりとした雰囲気が魅力

image:CLAIr

スロベニアの国土は四国くらいの大きさで、首都リュブリャナの人口は約28万人と、とても小さな街です。

リュブリャナは、地中海沿岸で特徴的なオレンジ色の屋根が広がり、カラフルな壁がかわいい異国情緒あふれる街並みです。

海外で初めて訪れる街は、どこに何があるか分からず緊張するものですが、リュブリャナは自然にその緊張がほどけて、まるで前にも来たことがあるかのようなゆったりとした気持ちになります。

その理由のひとつは、旧市街が歩行者天国になっているから。

バイクや車が走っていないので、騒音が少なく、人々が自由に街を歩いている感じが心地よく、ゆったりと散策できます。

 

またリュブリャナは学生が多い街なので、街の人々の雰囲気もせかせかした様子がなく、どこかおおらかな雰囲気です。

街中の大きな公園やカフェテラスでは多くの人がくつろいでいて、初めてリュブリャナを訪れた私でも、観光を忘れ、一緒になってのんびりしてしまうくらいです。

こんな穏やかなリュブリャナの人たちの人柄もまた、この街が優しい雰囲気をもつ理由かもしれませんね。

 

ここにしかない雑貨店やヴィンテージショップを見つけるのも楽しい

image:CLAIr

スロベニアはフランスやイギリスなど、ほかのヨーロッパの大きな国々に比べると、日本ではまだまだ認知度が低いため、情報量もそう多くはありません。

しかしリュブリャナでの街歩きは、思わず心が躍るようなここだけのお店やレストランとの出会いも魅力のひとつです。

私が出会ったのは2軒のヴィンテージショップ。個人経営のとても小さなお店ですが、ヴィンテージのワンピースやアクセのセレクトセンスは抜群で、ついつい長居したくなります。

 

ヴィンテージショップは、置いてあるものがかわいい、お洒落というだけではなく、そこに住む人たちがどんなファッションをしていて、どんなものが流行ったのか、異国のファッションスタイルや歴史をかいま見ることができるのも面白いですよね。

ガイドブックには載っていない、ここでしか出会えない素敵なお店にめぐり会えるのもスロベニア・リュブリャナの魅力のひとつです。

インターネットでなんでも買える時代だけれど、あのヴィンテージショップの雰囲気やセンスは、そこでしか味わえない特別なもの。

その雰囲気やセンスに触れるために、またもう一度リュブリャナに足を運びたいと思わせてくれる素敵な出会いです。

 

ストリートでスロベニアの音楽や文化に触れられる

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リュブリャナでの出会いはお店やレストランだけではありません。リュブリャナを歩くと、街のいろんな場所でストリートイベントに出会います。

楽器をもったアーティストが路上ライブをしていたり、公園でハンドメイドマーケットが開かれていたり、カフェテラスで小さなコンサートが開かれていたり。

特にハンドメイドマーケットの面白いところは商品のオリジナル性だけではなくて、売られているベビーグッズや絵本などから、スロベニアの人々が子育てや教育の面でどんなことを大切にしているかが見えることです。

例えばベビーグッズなら、どんな素材で作られていて、どんなデザインをアピールしているのかで、彼らの目線が少しわかりますよね。

そこでしかない現地のクリエイターとの出会いも魅力的です。

マーケットに出店していた女性に話しかけると「ひとつひとつ手作りしているの。タグについたこの印はスロベニア産のハンドメイドの証よ。お気に入りの柄の組み合わせを紹介するわ。」と丁寧に説明してくれました。

 

いろんな文化によって洗練されたスロベニアの美食

image:CLAIr

スロベニアはイタリア、オーストリア、クロアチア、ハンガリーと接しており、イタリア風のパスタ料理やハンガリー風の肉料理など、食文化に関してもさまざまな影響を受けています。

スロベニア料理と聞くと、あまりイメージがつきませんがポークや鹿肉を使った料理が有名なようです。

特に内陸部では農業に従事する人たちがスタミナをつけるために、ハイカロリーでしっかりとした味付けの肉料理が食べられているのだとか。

またドイツやハンガリーなどでよく食べられる、ザワークラウト(キャベツの塩漬け)などもよく食べられます。

 

デザートは「プレクムルスカ・ギバニツ」という、くるみやレーズンをはさみ、シナモンを効かせたミルフィーユのようなケーキや、間にヌテラやジャム、チーズクリームなどをぬったロールクレープなどが有名なようです。

リュブリャナは日本からの観光客はまだあまり多くありませんが、ヨーロッパ周辺からの観光客は比較的多いため、ふらっと入ったレストランでも美味しいスロベニア料理に出会えます。

《Editor's pick》
レストラン Gostilna Sokol
Restauranr info

Adress: Ljubljana centre Ciril Metodov trg 18
E-mail: gostilnasokol@siol.net
Tell: +386 1 439 68 55
Web: http://www.gostilna-sokol.com/en/

Mon-sat 7:00-23:00
Sunday and holiday 10:00-23:00

 

一度行けばもう一度来たくなる、どこか身近なリュブリャナ

image:CLAIr

リュブリャナはコンパクトでちいさな街ですが、気ままに街を歩くだけで様々な出会いがあります。

そこでの出会いは、今まで経験したことのない刺激的なものもあれば、どこか今までの自分に通ずるものも。

しかしそれらはどれも、リュブリャナという1つの小さな街が私たちが思っているよりも身近にあるのだと教えてくれます。

なにより日本人の私たちにはあまりなじみのない場所でありながら、そこを初めて訪れたとは思えない安心感を与えてくれる優しい雰囲気がリュブリャナの魅力です。

スロベニアだけに限らず遠い国のように思える場所でも、実際に行ってみると意外と気軽にアクセスできたり、どこか日本との共通点があったり。

そう思えば改めて、私たちを本当に隔てる国境なんてないのだと実感します。

ぜひ気になる場所を見つけたら、たとえそれが遠い場所だとしても思い切って旅に出てみてくださいね。

 

 

 

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alisa

フランス ボルドー、カナダ トロントでの生活を経て、多様性・サステナビリティに興味を持ち、日本 ⇄ カナダ でCLAIrmagをディレクションしています。 どんなコンセプトだって表現方法だってOK、ユニークで自由なコンテンポラリーアートの世界観が好き。